元の発言 [ 21の"いのち"の物語 〜ドキュメンタリーアンコール〜 ] お名前 [ しいま ] 日付 [ 2001年2月11日（日）21時06分07秒 ]
「いのち再び 〜生命科学者・柳澤桂子〜」 見ることができました。
「遺伝子」の時に比べて、柳澤桂子さん自身の闘病生活を中心に描かれていました。
幼い頃、植物は傷つけられても痛みを感じないのか？そんなことはないのでは
ないか？と考えたことと、発病した時に病名が確定せず、気のせいだ、と言われて
孤立した、ということが関連付けられていました。
検査してみても数値にあらわれない痛みというものは、医師をはじめとして周りの
人には、存在しないものなのだ、でも木の葉が落葉する時の１枚１枚の叫び声が
聞こえたとしたら・・・と。
一度は尊厳死を考えられたそうです。 でも、ご夫婦自らが劇的な効果の出る
薬を見出され、今は歩けるようになっていらっしゃるとのこと、うれしい驚きです。
ロレンツォのオイルという映画を思い出しました。 こういった事を人は「奇跡」
と呼びますが、たいへんな努力と緻密な追求があってのこと、柳澤さんの場合は
科学者のご夫婦であったことが大きな鍵でした。
見終わって、今回もいろいろと考えることがありました。 治療法を見出すという
点では、奇跡ではなくて、次はこのような事を、病気を持った人全員が確実に享受
できるには、どうしたらいいんだろう、と考えこんでしまいました。
柳澤桂子さん、落ち着いた雰囲気の素敵な方です。 とても共感するところが
たくさんあります。 わたしと同じ事を考えていた人がいた！と思うことが多いの
です。 ん？厚かましいかなぁ？(^^ゞ