赤ちゃんは・・・？

関節リウマチは妊娠・出産を希望する時期の女性に多い病気です。　迷われたり、不安に思われたりしている方も多いということなので、三毛子の経験を書いてみようと思います。　とは言っても実際には妊娠・出産は経験していませんので医師とのやりとりによる情報、をお伝えすることになります。　それと、もうだいぶん前の話なので、情報が古くなっていると思います。　随時補足はしていますが、なにとぞ不備をご了承ください。 三毛子はたまたま、条件が整わず妊娠･出産していませんが、リウマチだと絶対に無理というわけではありませんので、誤解なさらないでくださいね。 リウマチでも、妊娠・出産されている方は多いです。 専門医のたいていは妊娠･出産には肯定的です。 妊娠･出産が可能かどうかは、あくまでもそのときの条件によります。 大前提は、病気が良くコントロールされ、体調が安定している時に妊娠するようにする、ということです。 症状が燃え盛っていて手におえないような時は治療が優先です。 また、関節だけでなく内臓の状態にも注意が必要です。 では、三毛子が受けた説明をもとに、妊娠・出産を希望する場合の大まかなプロセスをご紹介します。　ただし、相談したのは何年も前なので、古くなっている情報があると思います。　もちろん人によって違いがありますから、あくまでも１つの例としてご覧ください。 RA CITYでは、リウマチャーどうしが経験を話し合える場として、2005年の6月よりリウマチャーのための妊娠・出産・育児コーナーをスタートしましたので、ぜひご参加ください。




出産のプロセス(三毛子が受けた説明にその後の変化を加筆してあります。 ご自分の場合の注意点は主治医におたずねください。)

１	妊娠を希望		まず最初にすべきことは、主治医との相談です。 本来はプライペートな事ですが、わたしたちの場合、相談より先に妊娠、では順序が逆です。
２	休薬、あるいはステロイド剤に切り替えて妊娠		かつては基本的にステロイド剤以外の薬は使えないとされていました。　ステロイド剤は抗リウマチ剤や非ステロイドの抗炎症剤にや比べて、胎児に影響がないとされています。　生物学的製剤では継続して使えるものがあるということですので、詳しくは主治医にご相談ください。　それ以外の抗リウマチ薬は休薬してから妊娠します。　逆に言えばステロイド剤は使える、ということですね。
３	妊娠継続、主治医と産婦人科との連絡を密に		調子が良けれ薬を一切使わないで妊娠継続できる人もいます。　ただし、１０ヶ月もの長期間ですから、途中で不調になった場合は、やはりステロイド剤を使うことも考えておく必要があると思います。
４	入院		病状によっては、早めに入院することもあります。
５	場合によっては帝王切開		たいていは普通分娩が可能ですが、股関節や膝関節が動きにくかったり、病状を見て無理な場合は帝王切開が必要になります。
６	産後の病状の悪化に注意		産後に悪化する場合が多く、母親の方が長く入院する可能性もあるので、かわりに育児をしてくれる人手の確保など、準備は万端に。
７	薬を飲む場合、母乳の授乳は行わない		ステロイドが少量なら差し支えない、と言う説も出てきているようです。



出産を経験した方から

出産を経験した方は「出産を甘く見ない、むやみに怖がらない」とおっしゃています。

よい情報としては、リウマチは妊娠中は軽快する場合が多い、ということです。　ただし、産後には悪化する場合が多いので、妊娠中に治療をお休みできていた場合でも、すぐに通院・治療を再開することが大切だそうです。

また、妊娠中は当然のことながら、体重の増加には注意。　下肢にも負担がかかってしまうからだそうです。



絶対やってはいけないこと！

治療をすべて中止し、通院もせず、リウマチであることを無視して妊娠出産をに臨むことは、きわめて危険です！

三毛子の場合は？

三毛子の場合どうだったのか、などをもう少し具体的にお話しようと思います。　どうぞ「三毛子の場合は・・・」をご覧ください。

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